平成20年の元日に続き、本年も元日に出勤して、2日朝に更新するこのブログを書いています。
21年の元旦、東京は快晴に恵まれ、素晴らしい年の初めとなりました。不況風が吹きまくり、人々の生活は厳しい中での1年のスタートですが、日本の底力を発揮して、明るい年に変わってくれればと願わずにはいられません。
しかし、富山県南砺(なんと)市で1日早朝、6人が焼死した火災には言葉を失いました。3家族が一堂に集って楽しいお正月になるはずが、まさに暗転してしまいました。この手のニュースにはいつも胸が引き裂かれる思いがします。犠牲者のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
さて今回のテーマは、日本のNPO法人が編集し、昨年秋に中国で出版された日本語教材をめぐり、「旧日本軍医が多くの中国人を助けた」という史実を、中国側が「問題がある」として削除していたという話です。
北京総局の矢板明夫記者の記事によると、教材は北京の大手出版社「外語教学と研究出版社」が出版した「日語読庫」で、日本のNPO法人が外国人向けに編集した「日本語多読ライブラリー」が原本です。
「雪女」「走れメロス」など日本のおとぎ話や短編小説、伝記など5つの文章が収録されており、日中の出版社は同じ内容の掲載を前提にしていたのですが、中国側が突然、「永井隆、原爆の地 長崎に生きて」という文章について変更を求めてきたそうです。
長崎への原爆投下後、自身も被爆しながら、多くのけが人を治療した医師、永井隆氏の生涯をつづった文章なのですが、永井氏は1937年、軍医として中国に赴き、多数の中国人患者の治療にも当たりました。
ところが、中国の出版社が「1939年には1年間で4000人の中国の人々を助けた」などの部分について、「記述に問題がある」と日本側に手直しを要求。結局、「永井隆」の部分はすべて削除して出版されたそうです。
日本側の出版社では、「削除は中国側の出版社の現場の意見ではなく、上の方の判断との印象を受けた」と話しており、そういうことなのでしょう。
農作業を終えて兵士に守られて帰宅する女性や子供の姿を撮影した写真が「強制連行の証拠」として広められるなど、中国では愛国主義教育の一環として、日本軍の残虐さを誇張して教えており、そうした書籍も大量に出回っています。
今回の措置は、自分たちが作り上げた日本軍の残虐イメージと矛盾しているため難色を示したとみられますが、何とも「ご都合主義」といいますか、トンデモ歴史教育です。
ちなみに、同じ教材は韓国でもすでに出版され、来春は台湾でも出版される予定ですが、内容の変更はないそうです。
本当の日中友好関係を築くのなら、少なくとも歴史を歪曲して次代に伝えるなどということはあってはならないと思うのですが、そうした考えは彼の国の偉い人たちにはないようです。
それでいて、日本の教育には一部の“ご注進メディア”を利用して内政干渉してくるのですから、絶句してしまいます。
by パンダマン
「ガス田進展なし」を官房長官…